“日本のアマルフィ”とも呼ばれる和歌山市の港町で、40年以上放置されてきた元旅館の強制撤去が始まりました。
その港町の住民を悩ませてきたのが、1975年ごろに閉館し、40年以上にわたって放置されてきた旅館「太公望」です。
旅館を経営していた会社は倒産。所有者が死亡し、相続人が相続を放棄したため、他に持ち主がいるか確認できなくなっていました。
こうした空き家は、2018年の時点で全国に849万戸存在していて、30年前の倍以上に増えています。
地元住民は倒壊の恐れがあるとして対策を求めていましたが、市は19日、解体・撤去を代行する「略式代執行」を実施しました。
住民:「風が吹いたら、いっぱい物が落ちてくるので、早く解体してほしかった」「うれしいです。ホッとしてます」
ただし、撤去費用はすべて税金なのです。
そして、その金額は…。
和歌山市の担当者:「撤去費用約7000万円。費用なんですけれども、約4割が国の補助金、約2割が県の補助金、残りの4割を市の負担というような割合」
『空き家は身近な問題です』
所有している人だけでなく、近隣に住む人々も対応が遅くなれば皆が被害を被ります。
今からでも遅くはありません。
まずは一度、ご相談ください
空き家バンク京都(075-574-7316)