空き家バンク京都事務所にて7月31日、初めての子ども食堂を開催しました。
猛暑にもかかわらず、子ども達を含め約50名もの方にお越しいただきました。イベント開催に合わせて、会場横でフリーマーケットもあり、子ども達が楽しむ姿が見られ、大盛況となりました。
コロナ禍に配慮して、お弁当のご提供とし、暑さの対策をしながら室外で交流しました。
空き家バンク京都は、子ども食堂を毎月開いていく予定です。今回は初開催でしたが、このように多くの企業・個人様、ボランティアの方々がご協力してくださいました。
子ども食堂は、地域住民の方々が家庭での共食が難しい子ども達に対し、共食の機会を提供する取り組みで、全国に広がっています。
この取り組みを私たち空き家バンク京都でもできないかと、6月25日に子ども食堂の情報交換会に参加させていただき、準備を進めてきました。
また、多くの企業様より食料品などを提供していただき、7月31日に開催する見通しが立ちました。
コロナ禍のため、参加の人数制限をさせていただきましたが、それぞれの方々ができるかたちで参加やご協力をしていただき、大変感謝しております。
子ども食堂は、地域住民の方々や自治体、NPOなどが主体となってボランティアでやる事例が多く見られます。私たちの活動拠点である京都でも多くのボランティアさんが活動されているようです。
企業としての参加は、食料品の協力や協賛などが多いかと思います。しかし、私たち空き家バンク京都が持つ人と人とのつながりを生かして活動したいと考え、協力や協賛だけではなく、主催側として立ち上げを行いました。
企業の役割として、利益を追求するだけでなく、地域社会への貢献が今後さらに重要になってくると考えています。会社が持つ場や人のつながりを活用し、さらにつながりをつくっていくことが重要だと考えました。
そういった社会的・人的資産を高めていくことが今後、必要になってくることだと思います。子ども食堂をやることによって、子ども達への貢献だけでなく、子ども達を輪にした人と人とのつながりが生まれ、より地域社会の交流が生まれていくことを目指していきたいです。
結果として今持つ人脈やSNSを活用し、また直接のお声掛けをさせていただき、開催の運びとなったことに大変感謝致します。
「若者たちが必要でない苦難をなくすために
我々大人たちが出来ることをやる。
それは我々大人の役目であり当然のことなのだと思う。
そしてその子ども若者達が大人となり次の役回りを担ってくれる。
全ての物事にはかならず経緯があり
いまの自分がある経緯を決して忘れてはいけないと思い出来ることをやるだけ」
若い世代の人たち、子ども達がしなくてもいい苦難を減らすために、私たち大人ができることは何だろう…。子ども達が次の世代になっていくために、大人ができることとは?
そんなことを考え続け、子ども食堂というかたちで応援したいと思いました。今後もさまざまな方々と連携、協力しながら毎月開催していきたいと考えています。
今後も、子ども食堂が持つさまざまな可能性を生かし、よりよい地域社会の貢献につなげていきたいと思っています。子ども達が笑える場をともにつくっていきましょう。