「シェアハウスは安い」ってイメージを持っている方は多いと思います。実際、家賃2万〜3万円台といった格安シェアハウスも存在します。
でも、最初に断言しておきます。
格安シェアハウスはやめておけ!! リスクやデメリットが多い!!
なぜ格安シェアハウスは危険なのか、今回は格安シェアハウスの実態を解説してみましょう。
『空き家バンク京都』のシェアハウスで暮らすWebライター・充紀と申します!
東京・神奈川・京都と3軒のシェアハウスを実際に体験している僕と、僕がいま住んでいるシェアハウスのオーナー・鈴木の2名で、格安シェアハウスの実態を実体験やデータを交えて解説していきます。
どうも!空き家バンク京都の鈴木です。少しでもシェアハウスの実態や魅力を知って貰えたらと思います!
それではさっそく、格安シェアハウスの実態に迫っていきましょう!
格安シェアハウスはやめとけ! デメリットだらけな格安物件の実態
最初に述べた通り、結論として格安すぎるシェアハウスはおすすめしません。主な理由は3つです。
- 格安シェアハウスはあまり管理されていない(できない)
- プライベートがほとんどない
- 入居者の民度に難があることも
それぞれ解説していきましょう。
格安 = 管理費や手間をかけられない
ビジネスとして考えれば分かることですが、格安とは「管理費や手間をかけられない」とほぼ同義です。
格安でもビジネスとして成立させるためには、抑える経費は極力抑えるのは当然ですよね。
そのため、共有部に清掃会社が入る物件などはほとんどなく、加えてオーナーや管理会社もあまり携わらずに放置されていることが多いです。
また、ルールがほとんどなかったり、たとえルールがあっても守られていなかったりトイことも多々見られます。
ルールをしっかり機能させるにはオーナーや管理会社が適切に関わっていくことが大切なんです。
格安シェアハウスの多くはドミトリー | プライベートな空間がない
格安シェアハウスのほとんどは「ドミトリー」と呼ばれる種類に分類されます。
ドミトリーとは、複数の他人同士で相部屋するタイプのシェアハウスのことです。一部屋に2段ベッドが複数置かれているようなイメージですね。
格安で利益を確保するためには、ドミトリータイプにして面積あたりの入居者数を増やすのが一番効率が良いわけです。
ドミトリータイプのシェアハウスの場合、個人の占有部は基本的に「自分のベッドの上のみ」となります。
一応ベッドにはカーテンがついているのが通常ですが、プライベートな空間はないに等しいです。
物件によっては鍵付きロッカーがそれぞれに用意されていることもありますが、やはり荷物や貴重品の管理には気を遣います。
安さだけを最優先するのでなければ、やはり個室タイプを選んだ方が良いでしょう。
入居者の民度も心配 | 入居審査の緩さ・初期費用の安さも民度低下の要因
格安シェアハウスはどうしても、全体として入居者の民度が低くなってしまいがちな傾向があります。家賃の安さに加え、初期費用がほとんどかからず、入居審査も緩いからです。
もちろん全ての格安シェアハウスがとは言いませんが、傾向としては間違いなく言えることです。
僕は池袋で「日割り計算OK」の格安シェアハウスを宿代わりに二日間だけ使った経験がありますが、完全に失敗でした。
荷物を置いて出かけるのも心配で、宿を取ったのに出かける時は近くのコインロッカーを利用しました。
国土交通省の調査によると、全体の15%ほどのシェアハウスで盗難トラブルが報告されていますが、15%というデータはちょうど家賃4万円以下の格安シェアハウスの割合とほぼ一致しています。
盗難まではなかったとしても、プライベートがなく気を遣うことも多い生活は良い生活環境とは言い難いでしょう。たとえシェアハウスの設備や管理が良かったとしても、入居者間トラブルがあれば快適なシェアハウス生活を送ることはなりません。
格安は避け、自分と価値観が合う人が住んでいそうなシェアハウスを選ぶよう心がけましょう。
生活の質を求めるなら格安シェアハウスはやめておこう
近年シェアハウスは流行していますが、流行っているシェアハウスは格安が売りの物件ではありません。
最低でも月5万円前後、高い物件なら月10万円以上するようなシェアハウスが人気を集めているのです。
これらの物件は充実した設備や普通の賃貸住宅では得られない体験を提供することで、家賃以上の価値を作り出しているのです!
格安シェアハウスなら、確かに固定費を極限まで抑えることが可能です。水道光熱費やインターネット代金込みで家賃3万円台なら、ネットカフェで1ヶ月過ごすよりも安く上がります。
しかし、もう少しだけランクを上げて月5万円程度のシェアハウスにすれば、個室タイプでしっかりした物件を探すこともできます。
- 「とりあえず住めるなら何でもいいから、安ければ安いほどいい」
- 「シェアハウスですら格安物件しか審査に通らない」
そんな方を除けば、基本的に格安シェアハウスはおすすめできません。
せっかくシェアハウスに住むのなら、より良い出会いがあり、そこでしか得られない充実した体験ができる物件を探してみてはいかがでしょうか。